ブラジルの最高裁判所は30日、偽情報対策をめぐりイーロン・マスク氏が所有する旧ツイッター「X」のサービス停止を命じました。

ブラジルの最高裁判所は30日、イーロン・マスク氏が所有する旧ツイッターの「X」についてブラジル国内でサービスを停止することを命じました。

VPN（仮想プライベートネットワーク）を使って「X」にアクセスした個人や企業に対しては、1日あたり5万レアル、日本円でおよそ130万円の罰金を科すとしています。

「X」をめぐっては、ブラジルの最高裁判事が、偽情報を拡散する特定のアカウントの削除などを求めていました。イーロン・マスク氏は検閲にあたるとして削除要請に応じず、今月、ブラジルにある「X」のオフィスを閉鎖していました。

サービス停止の命令を受け、イーロン・マスク氏は自身の「X」のアカウントで、「ブラジルの抑圧的な政権は国民が真実を知ることを非常に恐れている」と反発しています。