韓国 首都圏中心に感染者が再び急増
新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んでいた韓国で、ソウルを含む首都圏を中心に再び感染者が急増しています。
韓国の保健当局によりますと、17日午前0時時点で、新型ウイルスの感染者が新たに197人確認されました。
16日の発表では、およそ5か月ぶりに250人を超えるなど、感染者が急増していて、そのほとんどは、ソウルと、近郊の京畿道に集中しています。
この2つの地域について、韓国政府は、16日から2週間、他の地域への移動の自粛や、プロ野球などの試合を無観客での開催に戻すよう要請しました。
感染拡大の主な要因は、複数の教会で発生した集団感染で、このうちソウルの保守系の教会では、これまでに312人の感染が確認されたということです。
韓国メディアによりますと、丁世均首相は17日、首都圏で感染者の増加が続けば、「病床が不足する事態が発生しかねない」と危機感を示しました。