新型弾道ミサイルに殺害された司令官の名
イランは20日、アメリカ軍に殺害された革命防衛隊の司令官の名前をつけた、新型の弾道ミサイルの完成を発表しました。
地元メディアによりますと、新型の地対地弾道ミサイルは、ことし1月にアメリカ軍に殺害された革命防衛隊のソレイマニ司令官の名前から、「殉教者カッセム・ソレイマニ」と名付けられました。
新たなミサイルは射程がおよそ1400キロで、敵の防衛システムを混乱させるため、「迎撃できない」としています。
アメリカのトランプ政権はイランに対し、弾道ミサイル開発中止を求めてきました。新型ミサイルについてロウハニ大統領は「いかなる国も攻撃・占領するつもりはない」と述べ、防衛目的であると強調しています。
アメリカの圧力に屈しない姿勢を示すとともに、国内の反米感情を高める狙いもあるとみられます。