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中国が無人の月面探査機打ち上げ、月裏側のサンプル採取目指す 成功なら世界初

2024年5月3日 18:56
中国が無人の月面探査機打ち上げ、月裏側のサンプル採取目指す 成功なら世界初

中国は3日、月の裏側から岩石などのサンプルを持ち帰ることを目指す、無人の月面探査機を打ち上げました。計画が成功すれば、世界で初めてとなります。

中国は3日午後、南部・海南島の発射場から無人の月面探査機「嫦娥6号」を打ち上げました。「嫦娥6号」は月の裏側から岩石などのサンプルを採取し、地球に持ち帰ることを任務としていて、成功すれば世界初となります。

月は常に同じ面が地球に向いているため、裏側には電波が届かず交信は困難ですが、中国は通信用の人工衛星を事前に打ち上げることで、探査を可能にしたということです。

「宇宙強国」を掲げる習近平政権は、2年前には独自の宇宙ステーションを完成させ、さらに2035年までに月面基地を建設することを目指していて、宇宙開発競争をリードしたい狙いです。

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