チハノフスカヤ氏 日本にメッセージ
大統領選挙の結果をめぐって抗議デモが続いている旧ソビエトのベラルーシ。そこから脱出し、選挙のやり直しを求めている女性対立候補が25日、NNNの単独インタビューに応じました。
「ヨーロッパ最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領に挑み、選挙の不正を訴えている37歳の主婦、チハノフスカヤ氏。滞在先の隣国リトアニアから日本メディアとしては初めて、NNNの単独インタビューに応じました。
チハノフスカヤ氏「我々はいつも恐怖の中にいる、自分たちを表現できなく、とてもつらい。自分の子供には自由な国で育ってほしかった。人々が自由に話して、出馬して、本当に望む大統領に投票できる国で」
祖国ベラルーシが、平和的な手段で民主主義国家に移行できるよう、政権側との対話を求めています。
チハノフスカヤ氏「(政権側は)今は拒否しているがいつかは(我々と)対話しなければならない。(ベラルーシの人たちも)政権をこれ以上容認することはないだろう。(選挙のやり直しは)必ず成功すると思う」
また、日本の若者に対しては、民主主義と自由を享受できる日常の尊さに気づいてほしいと訴えます。
チハノフスカヤ氏「民主主義の国に暮らし、我々の国が向き合っているような困難に直面しないのは、とても幸運です。この民主主義や自由を失わないよう願っています」
さらに、日本を始め、世界各国に対し、選挙のやり直しが実現するよう支援してほしいと呼びかけました。