中国・王毅外相 欧州5か国への歴訪開始
中国の王毅外相は、ドイツなど欧州5か国への歴訪を開始しました。ヨーロッパ各国で、香港問題などをめぐり批判が強まるなか、中国の立場を説明し、理解を求める狙いもあるとみられます。
中国外務省によりますと、最初の訪問国イタリアで王毅外相は、25日、ディマイオ外相と会談し、新型コロナウイルス対策や経済面での連携強化などを確認しました。
王毅外相の外国訪問は、新型ウイルスの感染拡大以降初めてで、来月1日までにオランダやフランス、ドイツなどヨーロッパの5か国を訪問します。
ヨーロッパ各国は、新型ウイルスへの対応や香港問題などをめぐり中国への批判を強めるなか、感染拡大による経済の落ち込みは深刻です。
一方、中国は、感染拡大を抑え込み経済活動の再開をいち早く進めていて、経済の連携強化を呼びかけることで関係維持を図る狙いもあるとみられます。