中国側“香港問題”でアメリカをけん制
アメリカと中国の対立が激しさを増す中、両国の外交トップが会談しました。この中では、中国側が香港問題をめぐり「干渉には断固反対する」とアメリカを強くけん制しました。
日本時間の18日午前、アメリカのポンペオ国務長官と中国の楊潔チ政治局員が会談しました。
中国外務省によりますと、会談では、楊氏が香港の反政府デモを取り締まるための「国家安全法」について、「立法を進める決意は断固揺るがない」と述べた上で、「内政干渉には断固反対する」としてアメリカを強くけん制しました。
また、トランプ大統領が17日、新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧に関与した中国の当局者に制裁を科す、ウイグル人権法案に署名したことを受けて、「強い不満を示す」と抗議しました。
アメリカのNBCテレビによりますと、会談はおよそ7時間に及んだということですが、米中両国の深い溝が埋まったかは不透明です。