中国企業へ圧力 王毅外相「典型的いじめ」
中国の王毅外相は5日、アメリカのトランプ政権が中国系の動画共有アプリ「TikTok」の利用禁止に言及していることなどについて「典型的ないじめだ」などと厳しく批判しました。
王毅外相は、国営メディアのインタビューの中でアメリカが「TikTok」の運営会社やファーウェイなど中国企業への圧力を強めていることについて、「確かな証拠もない中で世界規模で包囲し圧力をかけている」「典型的ないじめだ」などと批判しました。
また、トランプ政権内から中国の政治体制にも批判が出ていることについて、「アメリカは中国を望み通りに改造する幻想を捨てるべきだ」と牽制しました。
一方で、「対話こそ問題解決の前提だ。我々はいつでも様々なレベルの対話を再開できる」と述べ、米中の関係改善に前向きな姿勢を示しました。