中国国防省、会見でミサイル発射に言及せず
アメリカ軍の高官は26日、中国軍が中国本土から南シナ海に向け、中距離弾道ミサイル4発を発射したと明らかにしました。
アメリカ軍の高官は、中距離弾道ミサイルが中国本土から発射され、海南島と南シナ海の西沙諸島との間の海域に着弾したとしています。
香港メディアによると、発射されたのは「空母キラー」と呼ばれる最新式の弾道ミサイルで、南シナ海で活動するアメリカ軍を強くけん制する狙いがあるとみられます。
こうした中、中国国防省は27日に行った会見で、ミサイルの発射については言及しませんでした。
その上で、中国の周辺におけるアメリカ軍の活動について「挑発的圧力を強めている」と指摘し、「アメリカの大統領選挙を前に一部の政治家が両軍関係を破壊しようと企んでいる」と強調しました。