周庭さん“容疑”証拠は日経新聞の“広告”
香港で「国家安全維持法」違反の容疑で逮捕され、保釈中の民主活動家、周庭さんが会見し、日本の新聞に掲載した意見広告を警察から容疑の証拠として示されたと明かしました。
保釈中の周庭さんは、1日、警察の求めに応じて出頭し、およそ3時間にわたって取り調べを受けました。その後、取材に応じた周さんは、逮捕の際、警察から民主派団体が去年、日本経済新聞に掲載したデモへの支援を求める意見広告を証拠として示されたと明かしました。
周庭さん「あの広告は実は2019年のもので、国家安全法は2020年7月からのものですから、一体どういう形で違反するというか、犯罪証拠になってしまったのかという警察からの説明がありません」
周さんは、12月2日に再び出頭を求められたということで、「そのまま、起訴され、収監されるのではないか、恐怖を感じる」と語りました。