超党派議連 周庭さんら逮捕に抗議声明
香港で、民主活動家の周庭さんらが香港国家安全維持法に違反した容疑で逮捕されたことを受け、香港市民の保護を目指す、超党派の国会議員連盟は、会合を開き抗議声明をまとめました。
対中政策に関する国会議員連盟・中谷会長「香港市民への思想、言論、集会、結社、出版の自由が認められないようなことが起こっておりまして、我々は強く中国共産党政権、また香港政府に対して抗議をし、そしてこれからのことにつきまして我々からも強くメッセージを発したい」
超党派の国会議員連盟がまとめた声明では、中国共産党や香港政府に対し、「基本的人権を蹂躙する行為は近代民主的国際国家として許されるものではない」などと、香港市民の自治と自由を守るよう求めています。
一方で、日本政府に対しては、日本に入国を希望する香港市民がビザなしで滞在できる期間の延長や就労ビザの要件緩和などを求めています。
また、日本が中国や香港政府と捜査共助条約を結んでいることから、国家安全維持法に基づく中国や香港政府からの捜査共助の要請に応じないことを早期に表明するべきだと指摘しています。こうした抗議声明の内容について議員連盟は、政府に申し入れました。