アカデミー賞選考に新基準“多様性”求める
映画のアカデミー賞を主催する団体は、受賞候補者が白人中心などと批判されたことを受け、作品賞の基準に人種などの多様性を新たに加えると発表しました。
アカデミー賞の作品賞の選考に加わる新基準では、出演者や制作スタッフらにアジア人や黒人、性的マイノリティーの人たちなどを起用することを求めています。
2024年の第96回から適用されるもので、アカデミー賞を主催する団体は8日、「業界の長期的で本質的な変化を促すと信じている」とコメントしました。
アカデミー賞は、過去2年連続で俳優部門の受賞候補者を白人が独占し批判が高まりました。
映画の都、ハリウッドでは今年、路上に「黒人の命は大切」とのメッセージが書かれるなど、差別の是正を求める動きが広がっています。