韓国・秋法相“疑惑”国会で自らの介入否定
息子が兵役で“特別な待遇”を受けたなどと複数の疑惑が浮上している韓国の秋美愛法相は14日、国会で自らの介入を否定しました。一方、検察は息子らの事情聴取を行いました。
秋法相をめぐっては、複数の韓国メディアが、息子が軍に服役した当時、秋法相側が軍に依頼し、正式な手続きを経ずに休暇が延長されたなどと報じています。
これについて、14日、秋氏は国会で「私は国防省に電話したことはない」と述べ、自らの介入を否定しました。ただ、補佐官が電話したかと野党議員から問われると、「私が電話させたことはない」としつつも、「実際に補佐官が電話したか申し上げる状況でない」と明言を避けました。
これに先立ち、秋法相は13日、Facebookでコメントを発表し、一連の疑惑について、「国民の皆様に申し訳ない」と謝罪した上で、「検察改革を必ず成し遂げる」などと続投する考えを示しています。
一方、ソウル東部地検は疑惑をめぐり、14日までに、秋法相の息子と当時の補佐官を事情聴取したと明らかにしました。一連の疑惑は文在寅大統領や与党の支持率低下を招いているとの見方もあり、政権の火種としてくすぶっています。