中国 台湾海峡付近での実戦形式の演習表明
アメリカ政府の高官が台湾を訪問する中、中国国防省は、台湾海峡付近で実戦形式の演習を行うと発表しました。
中国国防省の報道官は会見で、18日から台湾海峡付近で実戦形式の演習を行うと表明しました。その上で、今回の演習は「現在の台湾海峡情勢に対し、主権と領土を守るため必要な行動である」と強調しました。
台湾を巡っては、17日からアメリカのクラック国務次官が訪問していて、18日夜に蔡英文総統と会談し、19日は李登輝元総統の告別式に参列する予定です。トランプ政権が政府高官を台湾に派遣するのは先月の厚生長官の台湾訪問に続くもので、中国政府は激しく反発しています。
中国国防省の報道官は、関係強化を図るアメリカと台湾に対し「火遊びをするものは必ず自らを焼く」などと強くけん制していて、今後、緊張が高まる可能性があります。