イタリア 議員定数3分の1以上を削減へ
イタリアで議員定数削減の是非を問う国民投票が行われ、議員定数の3分の1以上が削減されることになりました。
イタリアでは2年前の総選挙で、政治腐敗を批判する政党「五つ星運動」が与党になり、議員定数の削減など議会改革を訴えていました。
今回、国民投票にかけられた削減案は、上下両院の定数を945議席から600議席へと3分の1以上減らすものです。20日から21日にかけて行われた国民投票では、開票の結果、賛成がおよそ7割を占めました。
これにより、次回の総選挙から新たな定数が適用されることになります。
議員の定数が3分の1以上削減されることで、年間で1億ユーロ、日本円で120億円以上の歳費の削減が見込まれるということです。