中国の特使がモスクワ訪問 仲介の意向…ラブロフ外相と意見交換
ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって仲介の意向を表明している中国の特使が26日モスクワを訪れました。
ロシア外務省によりますと、中国のユーラシア地域問題担当の李輝特別代表は26日、ロシアのラブロフ外相とウクライナ問題の解決の見通しなどについて意見交換しました。李特別代表がどんな提案をしたのかなどは明らかにされていませんが、ラブロフ外相は中国の立場に感謝の意を示し積極的な関与を歓迎したということです。
李代表は、今月ウクライナをはじめヨーロッパを歴訪していますが、アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、李代表が各国に対し、「ロシアが併合したウクライナの4つの地域をロシアに残しての即時停戦を呼びかけた」と報じました。
ただウクライナ側は李代表に対し、この提案を受け入れない考えを伝えたとされています。