２８日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカ議会で話し合われている追加の経済対策が合意するとの期待感から買いが広がり、ダウ平均株価は４１０ドルあまり上げて取引を終えています。

２８日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から４１０ドル１０セント値を上げ、２万７５８４ドル０６セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も２０３．９６ポイント上げて１万１１１７．５３で取引を終えています。

この日は、アメリカ議会で話し合われている追加の経済対策をめぐり、下院議長の前向きな発言が伝わったことで、合意に向けた期待感が高まりました。これを受けて、景気に敏感とされる資本財や金融関連株を中心に買いが広がりました。また、中国で発表された経済指標の内容が良く、先行するアジアやヨーロッパの市場が軒並み上げたことも投資家心理の改善につながり、ダウ平均は続伸して取引を終えています。

市場関係者は「あすは大統領選に向けたトランプ氏とバイデン氏の討論会が予定されているが、これを受けて、２人の支持率がどのように変化するか注目している」と話しています。