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米国務副長官、韓国側と北朝鮮対応など協議  あす森外務次官も加わり、連携強化の確認へ

2022年6月7日 17:55
米国務副長官、韓国側と北朝鮮対応など協議  あす森外務次官も加わり、連携強化の確認へ

アメリカ国務省の報道官は6日、北朝鮮が「数日以内に核実験を試みるかもしれないと懸念している」と述べ、警戒感を示しました。

プライス報道官「我々は、北朝鮮が数日以内に7回目の核実験を試みるかもしれないと懸念している」

北朝鮮をめぐっては、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長も6日、衛星写真の分析などから北東部豊渓里の核実験場で、坑道の1つが再び開かれた形跡を確認したと述べるなど、核実験の準備を進めているとの見方が出ています。

国務省のプライス報道官は一方で、「北朝鮮との対話を模索してる」とも述べ、朝鮮半島の完全な非核化に向けては、「外交と対話が最も効果的だ」としています。

こうした中、7日、韓国・ソウルではアメリカのシャーマン国務副長官が、韓国側と北朝鮮への対応などを協議しました。8日は日本の森外務次官も加わり、核実験の懸念が高まる中で、日米韓3か国の連携強化を確認する見通しです。

また、アメリカ軍と韓国軍は7日、最新のステルス戦闘機F35Aなど20機を動員し、合同で飛行演習を行いました。

精密誘導兵器を装着し、朝鮮半島の西側海域上空で攻撃態勢を取り、飛行を行ったということです。「北朝鮮のいかなる挑発も迅速で正確に打撃できる」と強調していて、北朝鮮側への牽制を強めています。