トランプ大統領入院 担当医「倦怠感ある」
新型コロナウイルスの感染が判明したアメリカのトランプ大統領が2日、ワシントン近郊にある軍の医療センターに入院しました。
トランプ大統領はホワイトハウスを出発する際、紺色のマスク姿でカメラに親指を立てたり、手を振ったりしたものの、足取りはやや重いように見えます。
その後、ヘリコプターでアメリカ軍の医療センターに到着した際は、操縦士に声をかける余裕も見せつつ、手すりにつかまりながら降り立ちました。
大統領の担当医師は「倦怠(けんたい)感がある」との診断結果を公表したほか、複数のアメリカメディアは、トランプ大統領には2日朝から発熱の症状がみられたとしています。
入院に先立ち大統領は、自身のツイッターにメッセージ動画を投稿しました。
トランプ大統領「みなさんの多大な支援に感謝したい。本当にありがとう。そして感謝は忘れません。ありがとう」
また、先月26日にホワイトハウスで開かれた最高裁判事の指名式典の出席者、少なくとも7人の感染が判明し、クラスターが発生したとの見方が出ています。
このほか、アメリカメディアによると、トランプ陣営の選対本部長の感染も確認され、大統領選が1か月後に迫る中、異例の事態となっています。