ＷＴＯ（＝世界貿易機関）は８日、次期事務局長選挙の候補者をナイジェリアと韓国から立候補している２人に絞ったと発表しました。

ＷＴＯの前事務局長の退任に伴う今回の選挙では、当初の８人の候補者から先月、５人に絞られていました。ＷＴＯは８日、最終選考に進む候補者として、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相と、韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長の２人が選ばれたと発表し、ＷＴＯ初の女性事務局長が誕生する見通しとなりました。

韓国は、日本の輸出管理強化の撤回を求めてＷＴＯに提訴していて、韓国人初となるＷＴＯトップ就任にむけ、官民挙げて兪氏を支援する姿勢を示しています。

ＷＴＯは１１月７日までに全会一致で新事務局長の指名を目指すということです。