UNHCRウクライナ副代表「ロシア軍の攻勢で避難民さらに増加も」
UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)のウクライナ副代表が24日、都内でNNNのインタビューに応じ、ロシアによるウクライナ東部への攻勢をうけ、国内避難民がさらに増える可能性があると語りました。
UNHCR・ムント氏「この2週間で(ハルキウのエリアから)約1万5000~2万人が避難し、高齢者や障害者など、弱い立場の人々の避難も含まれている」
ロシア軍は今月、ウクライナ東部のハルキウ州で新たな攻勢に出ていますが、ムント氏によると、これに伴い国内の避難民がさらに増加する傾向にあるということです。また、侵攻開始から2年が過ぎ、紛争下での生活が長期化する中、必要とされる支援も多様化しているといいます。
UNHCR・ムント氏「ミサイルで家を攻撃された人達はトラウマを抱え、時には声も出ない。非常に多くの人がメンタルヘルスケアを必要としている」
また、子どもたちは、空爆などの危険を避けるため学校に通学できない状況が続いているため、地下に教室をつくる取り組みも支援しているということです。ムント氏はさらに、日本政府による支援の継続に期待感を示しました。