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ウクライナ避難民の託児所、事業継続を模索 ポーランドで日本人が運営

2024年5月24日 1:32
ウクライナ避難民の託児所、事業継続を模索 ポーランドで日本人が運営

ポーランドで日本人男性が、ウクライナ避難民のための託児所を運営しています。侵攻の長期化で関心も薄れる中、託児所では寄付への返礼品を用意するなどして、事業継続を模索しています。

沖縄出身の東優悟さんは去年7月、ポーランドに避難してきたウクライナの子どもたちを受け入れる託児所「友好の家」を開設しました。現在は、1歳から6歳までの子ども18人を預かっています。

託児所の運営資金は、日本からの寄付などでまかなわれていますが、長引く侵攻で関心が薄れつつある中で、運営費が不足するようになったといいます。

東優悟さん(27)
「(母親たちは)いつ帰れるか分からないから、ポーランド社会で仕事をしていこうという段階に移っているのが現状」

東さんは自己資金を充てるほか、寄付の返礼品としてウクライナの母親たちが作ったお菓子を送る取り組みを始め、運営が続けられるよう工夫しています。

東優悟さん(27)
「子どもを預かってくれる場所がなく仕事ができないという泥沼の状態を、この託児所が何とか改善できるのではないかと思って進めている」

東さんによりますと、国際機関の補助がなくなり、閉鎖する託児所も増えているということです。

ポーランドでは依然として、ウクライナから避難してきた女性や子どもたちおよそ100万人が暮らしていて、息の長い支援が求められています。