米艦船が台湾海峡航行…中国軍、批判談話
中国軍はアメリカ軍の艦船が台湾海峡を航行したことを批判する談話を発表しました。
東シナ海を管轄する中国人民解放軍東部戦区は、15日、談話を発表し、アメリカ軍の駆逐艦が台湾海峡を航行したことを明らかにしました。その上で、アメリカ側の行動を批判し「国家の主権と領土を断固として守る」と表明しました。
中国は、アメリカのトランプ政権が政府高官を台湾に派遣するなど台湾と関係強化を進めることに強く反発していて、台湾付近での軍事演習を繰り返しています。
今月13日には、習近平国家主席が中国海軍のなかで上陸作戦などを任務とする陸戦隊を視察し、「全身全霊で戦争に備えよ」などと能力の向上を指示しました。台湾やアメリカを強くけん制する狙いがあるとみられます。