トランプ大統領 コロナ対応で自らを正当化
アメリカ大統領選挙まで2週間あまりとなる中、トランプ大統領は18日、西部ネバダ州で演説し、新型コロナウイルスへの対応をめぐり、「科学者の話を聞いていたら大不況になっていただろう」と述べ、自らを正当化しました。
共和党・トランプ大統領「私が科学者の意見を聞いていたら、国は大不況に陥っていただろう」
その上で、トランプ大統領は「バイデン氏は科学者の話に耳を傾けるだろう」として、「今回の選挙はトランプのスーパー景気回復とバイデンの景気後退の選択だ」と訴えました。
また、大統領は演説で、自身を批判した共和党議員を名指しし、「愚か者」と酷評しました。共和党内で大統領と距離を置く動きを強くけん制したかたちです。
大統領は演説に先立ち、ラスベガスの教会も訪れ、その様子を公開しましたが、マスクなしで密な状態で行われた礼拝にのぞんでいました。
対するバイデン氏は、前回選挙で大統領が制した激戦州のひとつ、南部ノースカロライナ州を訪れ、コロナをめぐって「大統領は私たちにウソをつき続けている」などと批判を展開しました。