トランプ大統領 “劣勢挽回”へ追い込み
アメリカ大統領選挙まであと9日です。トランプ大統領は25日も大規模な支持者集会を開き1時間半にわたり演説するなど、劣勢挽回に向け追い込みをかけています。
トランプ大統領「たとえワクチンがなくても終わりは見えている。コロナは収束する」
トランプ大統領は、感染者数が再び増加傾向に転じていることについても、「検査件数が増加しているからだ」と主張しました。
前日には、ペンス副大統領の側近の2人が感染していたことが明らかになりましたが、ペンス氏は自主隔離はせず、選挙活動を続ける方針です。
これに対し、同じく側近がコロナに感染した際、一時、活動を見合わせた民主党の副大統領候補のハリス氏は、トランプ陣営の対応を批判しました。
ハリス氏「ペンス氏はガイドラインに従うべきだ。彼らは率先して正しいことを行う模範となるべきだ」
ハリス氏は、大統領が「感染拡大の中、国を導くという責任を果たしていない」とし、「2期目を務める権利はない」と訴えました。
このあと、バイデン氏とともに選挙イベントに登場する予定で、両陣営の攻防は総力戦の様相を呈しています。