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ニースでマクロン大統領「テロ脅威と戦う」

2020年10月30日 1:52

フランス南部の都市・ニースの教会で29日、イスラム教徒とみられる男に男女3人が刃物で刺されて死亡しました。捜査当局はテロ事件として調べています。

事件が起きたのはニース中心部にある教会で、29日午前9時ごろ、刃物を持った男が男女3人を次々と刺しました。刺された3人は全員死亡しました。

容疑者の男は身柄を確保されましたが、犯行の際、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んだということです。首を切断された被害者もいたということで、捜査当局はテロ事件として調べています。

こうした中、マクロン大統領はニースの事件現場を訪れ、「我々はテロの脅威と戦っていく」と強調しました。

フランスでは今月16日、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を授業で見せた男性教員が殺害される事件が起きましたが、マクロン大統領は「風刺画をやめない」と宣言し、イスラム教徒の間では反発が広がっていました。