EU 中国製の電気自動車に最大38.1%の追加関税へ 中国側は反発
EU(=ヨーロッパ連合)は12日、7月から中国から輸入される電気自動車に最大38.1%の追加関税を課すと発表しました。中国側は反発しています。
EUの執行機関であるヨーロッパ委員会は12日、中国製の電気自動車に対し、最大38.1%の追加関税を課し、現行の10%から最大48.1%に引き上げると発表しました。7月4日から実施される予定です。
ヨーロッパ委員会は、中国政府の補助により過剰に生産された電気自動車がEU市場を脅かしているとして、去年10月から調査していました。
アメリカのバイデン大統領も、先月、中国製の電気自動車に、4倍となる100%の関税を課すと発表していました。
EUの発表に対し中国外務省の報道官は、「自国の正当な権利と利益を断固として守るために、あらゆる措置を講じる」と対抗措置を取ることを示唆しています。