北欧のデンマーク政府は５日、突然変異した新型コロナウイルスが動物のミンクから人に感染したことを受け、一部の地域でロックダウンを行うと発表しました。

突然変異した新型コロナウイルスはデンマーク北部の農場で見つかり、飼育されていたミンクから人への感染が確認されています。

この事態を受け、デンマーク政府は５日、北部の７つの自治体で飲食店や公共交通機関などを閉鎖し、自治体間の移動も制限する特別措置を発表しました。

突然変異したウイルスが拡大すれば、開発が進むワクチンの効果に影響が出る可能性もあり、フレデリクセン首相は「世界の目が私たちに向けられている」と述べ、協力を呼びかけました。

デンマークはミンクの毛皮の世界的な生産地として知られていますが、国内で飼育されるミンク約１７００万匹は殺処分されることがすでに決まっています。