タイ首都で反政府デモ 公共交通機関停止
タイの首都バンコクで17日、学生らが市内の数か所に分かれて反政府デモを行いました。当局が公共交通機関を停止させたため、市民生活にも影響が及んでいます。
バンコクでは大勢の集会を禁止する非常事態宣言が出されていますが、学生らは17日も市内の数か所でデモを強行。軍事政権の流れをくむプラユット首相の追放や、これまでタブー視されてきた王室の改革を求めています。
16日のデモでは、警察が初めて放水車を使って強制排除に乗り出し、地元メディアによりますと15人がケガをしました。
デモ参加者「(政府は)非常事態宣言で怖がらせたいらしいが、みんな怖がってはいない。私たちは民主化を諦めていない」
デモは18日も行われる予定で、市民生活への影響拡大も懸念されます。