アメリカ大統領選挙でバイデン氏が勝利を確実にしたことを受け、イスラエルのネタニヤフ首相がツイッターで祝福しました。一方で、親密な関係を築いてきたトランプ大統領にも感謝を述べるなど、配慮をにじませています。

ネタニヤフ首相は８日、自らのツイッターで、バイデン氏と副大統領候補のハリス氏を祝福しました。

その上で、バイデン氏に対し、「ジョー、私たちは４０年近く、温かい個人的な関係を続けてきた。あなたはイスラエルにとって素晴らしい友人だ」と呼びかけ、「アメリカとイスラエルの特別な同盟をさらに強化するために協力することを楽しみにしている」と述べました。

一方で、直後の投稿ではトランプ大統領に対し、「イスラエルと私個人に示してくれた友情に感謝する」と述べました。さらに、トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことなどを列挙し、「両国の同盟をかつてない高みに引き上げた」と称賛しました。

ネタニヤフ首相はこうした投稿を、バイデン氏の勝利が確実になった後、半日ほどたってから行っていて、親密な関係を築いてきたトランプ大統領への配慮をにじませた形です。