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トランプ大統領が演説 敗北宣言はせず

2020年11月14日 11:58

アメリカのトランプ大統領は13日、大統領選でバイデン氏が勝利を確実にしてから初めて演説し、新型コロナウイルス対応の成果をアピールする一方、選挙の敗北宣言などはしませんでした。

トランプ大統領「ワクチンは早ければ4月にもほぼ全国民に供給できるようになる。どの政権になっているかは時がたてばわかるだろうが、この政権はロックダウンはしない」

トランプ大統領は大統領選をめぐり前日に地元メディアとのインタビューで、激戦州の票を精査すれば逆転勝利できると改めて自信を見せていました。演説でも敗北宣言などはしませんでしたが、声に張りはなく、質問も受け付けないまま会場をあとにしました。

一方のバイデン氏は、自身の新型ウイルス対策本部の幹部らと会談しました。その後の声明では、「危機は加速している。いまの政権で、すみやかな対応が必要だ」と、トランプ政権に迫りました。

こうした中、アメリカの主要メディアは、ジョージア州でバイデン氏、ノースカロライナ州でトランプ大統領の勝利が確実になったと報じました。これで全ての州で勝敗が出そろい、バイデン氏が306人、トランプ大統領が232人の選挙人を獲得しました。