“優勢”バイデン氏 法廷闘争「準備万全」
異例の大接戦となり、決着まで長期化が予想されるアメリカ大統領選挙。過半数目前のバイデン候補、余裕そうな雰囲気も感じましたが、陣営の様子はどうでしょうか。デラウェアから中継です。
バイデン氏本人の演説を比べてみても、時間がたつにつれ、自信を深めていっていることが感じられます。
情勢がバイデン氏に傾いてきた4日の演説では、「選挙が終わった後は団結しましょう、敵対的な姿勢はやめましょう」と、もう勝った後のような、大統領らしさを意識した話しぶりでした。
そして、演説会場もいつでも使える状態になっていて、5日にも勝利が確実となれば、こちらの会場で、バイデン氏が勝利宣言を行うとみられています。
Q.トランプ大統領は法廷闘争に持ち込もうとしていますが、バイデン候補はどう対処しようとしているのでしょうか?
そちらに関しては、選挙前からトランプ大統領が「予告」していた動きですので、バイデン陣営もすでに迎え撃つ準備を整えています。
特に、トランプ陣営が開票作業の差し止めを求めて提訴を起こしたミシガン州など、4つの州には、すでに弁護士チームを派遣したということです。
また、法廷闘争となれば莫大な費用がかかりますので、その資金を国民から募るためのウェブサイトも新たに立ち上げました。
陣営幹部も「準備は万全だ」と話していて、一歩も引かない構えです。