“全集中”野口さん民間機で3度目の宇宙へ
民間企業スペースXが開発した宇宙船「クルードラゴン」が日本人宇宙飛行士・野口聡一さんを乗せ、宇宙へと向かいました。
「発射台がオレンジ色に明るく光りました!野口さんを乗せた宇宙船クルードラゴンが、ゆっくりと夜空へと上がっていきます」
日本時間16日午前9時半前、民間企業スペースXが開発した宇宙船「クルードラゴン」が日本人宇宙飛行士・野口聡一さんを乗せ宇宙へ。
民間企業の手で宇宙飛行士を定期的にISS(=国際宇宙ステーション)へ運ぶ事業の運用第1号です。
新しい時代の幕開けの日。大役を任された野口さんが繰り返し行っていたのが、刀を抜くようなアクション。実は、出発直前の会見で野口さんは。
宇宙飛行士 野口聡一さん「鬼滅、そうですね、見てます。娘の影響で見てるんですけど」
漫画「鬼滅の刃」ファンであることを公言。今回のミッションへの意気込みを聞かれた時にも。
野口聡一さん「今回我々のミッションは4人ですけど、柱のようにね、それぞれの力・専門性を高めて。一致団結して全集中で臨みたいと思います」
「柱」「全集中」と、「鬼滅ワード」を使って心境を語りました。出発前に何度も披露したこのアクションも、鬼滅の刃を意識したものだったのでしょうか?
全集中の野口さんを乗せた宇宙船は、日本時間の17日午後1時にはISSにドッキングします。民間で宇宙を本格利用する新しい時代へ。打ち上げの成功は、歴史的な第一歩となりました。