オバマ前大統領の回顧録出版 元首相論評も
アメリカのオバマ前大統領の回顧録が17日、出版されました。当時の日本の鳩山元首相について、「感じはいいが、やりにくい相手だった」と明かしています。
オバマ氏は回顧録で、当時の民主党政権の鳩山元首相について、「感じはいいが、やりにくい相手だった」と振り返りました。そのうえで、「3年弱で4人目の首相であり、硬直化し目的を失った政治の症状が出ていた」と厳しく論評しています。
一方、自身の政権でバイデン氏を副大統領に起用した理由について、「上院議員としての経験や議会との交渉手腕があったから」と明かしました。人柄については、「良識があり、誠実かつ忠誠心がある」としています。
オバマ氏は、回顧録の出版に合わせたインタビューでも、バイデン氏について「兄弟のような真の友人」だと表現しました。
オバマ前大統領「私はわくわくしている。バイデン氏は大きな決断の時はいつでも私を支持してくれた。彼と8年間を過ごして兄弟のような真の友人になった」
オバマ氏は、バイデン氏と副大統領になる見通しのハリス氏の2人について、「非常に困難な時だが、素晴らしい仕事をするだろう。その素質と経験を持ち合わせている」と強い期待感を示しました。