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ダウ327ドル高 ワクチン実用化期待感で

2020年11月24日 8:13

23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待感から買いが優勢となり、ダウ平均株価は反発して取引を終えています。

23日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の週の終値から327ドル79セント値を上げ、2万9591ドル27セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も25.66ポイント上げて1万1880.63で取引を終えています。

新型ウイルスのワクチンについて、有効性を示す発表が相次いでいることや、アメリカ政府の高官が来月11日にも接種が始まるとの見通しを示したことから、実用化への期待感が高まりました。また、景気について前向きな内容の経済指標が出たこともあり、景気に敏感とされる金融関連株やエネルギー関連株を中心に朝方から買いが優勢となりました。ま

た、午後に複数のアメリカメディアが、大統領選で勝利を確実にしているバイデン氏が新政権の財務長官にFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン前議長を起用すると報じたことが好感され、取引終了にかけて、さらに買いが広がりました。

市場関係者は「ワクチンの動向とともに、すでに始まっている年末商戦について、新たなデータや発表などが出ないか注視している」と話しています。