経済対策へ期待感…NYダウ530ドル高
7日のニューヨーク株式市場は、追加の経済対策について一部を実施するようトランプ大統領が求めたことを受け買いが広がり、ダウ平均株価は530ドルあまり値を上げて取引を終えています。
7日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から530ドル70セント値を上げ、2万8303ドル46セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も210ポイント上げて、1万1364.60で取引を終えています。
前の日の取引終了後にトランプ大統領がツイッターで新型コロナウイルスに対する追加の経済対策について、航空会社や中小企業への支援など一部を個別に実施するよう議会に求めました。
これを受け、一部でも経済対策が実施されれば景気の下支えにつながるとの期待感が高まり、朝方から買いが広がりました。
追加の経済対策をめぐってはトランプ大統領が協議の停止を表明したことで前の日にダウ平均は370ドルあまり急落していました。その反動もあり、この日は最終的にはダウ平均を構成する30銘柄すべてが買われ、およそ1か月ぶりの高値で取引を終えています。
市場関係者は、「夜には副大統領候補の討論会があり、明日はその内容に左右される展開になるだろう」と話しています。