NYダウ “追加経済対策”大統領令で続伸
10日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、トランプ大統領が週末に追加の経済対策の大統領令に署名したことなどで買われ、7営業日続伸して取引を終えています。
10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から357ドル96セント値を上げ、2万7791ドル44セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は42.62ポイント下げて、10968.36で取引を終えています。
週末の8日にトランプ大統領が失業給付金など追加の経済対策についての大統領令に署名したことを受け、この日は朝方から買われる展開となりました。大統領令により当面の景気への懸念が後退したとの受け止めから「ボーイング」や「キャタピラー」といった景気に敏感とされる銘柄が大きく買われたこともあり、ダウ平均は7営業日続伸し、およそ5か月半ぶりの高値で取引を終えています。
一方、相場をけん引してきたハイテク関連株は利益を確定させるために売られ、ナスダックは続落しました。
市場関係者は「経済対策については今後、議会でも与野党が合意するとの期待が投資家の間で高まっている」と話しています。