G20財務相会議閉幕 鈴木財務相、ウクライナ侵攻続ける露を強く非難 米の金利高に懸念の声も
アメリカの首都ワシントンで開かれていたG20=主要20か国・地域の財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しました。鈴木財務相はウクライナ侵攻を続けるロシアを強く非難しました。
鈴木財務相「ロシアを最も強い言葉で非難し、ロシアの戦争が世界経済に悪影響を与えており、即時の終結を求める旨、発言しました」
議長国のブラジルは今回、気候変動対策などを議題にし、共同声明のとりまとめは行いませんでした。
鈴木財務相は会議では為替については議題ではなかったため発言はしなかったと述べました。一方で、アメリカの金利が高いことで、新興国からの資金流出やドル建ての債務が膨らむことについて、懸念の声があがったことを明らかにしました。また、一連の会合の成果として初めて行われた日米韓の財務相会合で、為替について緊密な意思疎通を行ったことを強調しました。