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2月末までに1億人“接種可能”見通し~米

2020年12月3日 6:53

アメリカのトランプ政権で、新型コロナウイルスのワクチンの迅速な供給を目指すプロジェクト、「ワープスピード作戦」のトップが2日、来年2月末までに全米で1億人が接種できるとの見通しを明らかにしました。

「ワープスピード作戦」スラウイ首席顧問「今月中旬から2月末までに1億人が接種できるだろう。これは重症化リスクが高い人々や高齢者、医療従事者などの人数とほぼ等しい」

「ワープスピード作戦」のトップ、スラウイ首席顧問は、年内に2千万人、1月に3千万人、2月に5千万人と合わせて1億人が、2月末までに接種できるとの見通しを示しました。

現在、FDA(=食品医薬品局)に緊急使用許可の申請をしているファイザーとモデルナに加え、最終段階の臨床試験を行っているほかの2社のワクチンの有効性も来月中旬までに明らかになるとの見通しも示していて、ワクチンを接種できる人数はさらに増える可能性もあるとしています。

一方、イギリスの規制当局がファイザーのワクチンの緊急使用を認めたことについては、「アメリカでのワクチンへの信頼を高めることになる」と歓迎しました。