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露プーチン大統領“妥協へあらゆること行う” 仏マクロン大統領と会談

2022年2月8日 11:28

緊迫するウクライナ情勢をめぐり、フランスのマクロン大統領は7日、ロシアを訪問しプーチン大統領と会談しました。プーチン大統領は「妥協点を見いだすため、あらゆることを行う」と述べる一方、西側諸国に対する強硬姿勢は崩しませんでした。

会談は5時間以上にわたって行われ、終了後の共同会見でプーチン大統領は、「西側諸国との間で妥協点を見いだすため、あらゆることを行う」と述べる一方、ウクライナのNATO(=北大西洋条約機構)への加盟について改めて反対し、次のように警告しました。

プーチン大統領「ウクライナがNATOに加盟して武力でクリミア奪回を図れば、欧州諸国はロシアとの戦争に巻き込まれることになる」

一方、マクロン大統領は、緊張緩和に向けた具体的な措置について協議したことを明らかにした上で、「今後数日間が極めて重要だ」と強調しました。

マクロン大統領は、8日にはウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会談する予定で、会談内容についてプーチン大統領と電話で意見交換することで合意したということです。

また、プーチン大統領は、NATOの東方不拡大を拒否したアメリカとNATOに対して、ロシア側の回答を近く準備することも明らかにしました。