米国でワクチン接種開始「とてもうれしい」
アメリカで14日、製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。
アメリカで初めてとなるファイザーなどが開発したワクチンの接種は、14日、ニューヨーク市内にある病院で行われました。
接種したのは、新型ウイルスなどの患者の治療にあたる49歳の男性医師ら、合わせて5人です。
接種を受けた医師「素晴らしい。これまでの他のワクチンとは違いは感じなかった。ワクチン接種が受けられて、とてもうれしいし、感謝している」
ワクチンの接種開始を受けクオモ州知事は、「トンネルの先に光が見えているが、これは長いトンネルだ」と、警戒を続けるよう訴えました。
アメリカではまず、およそ300万回分のワクチンが、14日以降、全米の病院など636の施設に順次届けられる予定です。
一方、政府の新型ウイルス対策を担う国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は14日、一般国民の接種が始まる時期について、「3月末か4月の初めになるだろう」との見通しを示しました。