プーチン大統領「今後数か月のうちにアフリカ6か国に穀物を無償で提供する」 アフリカ諸国との経済会議で演説
ロシアのプーチン大統領は27日、サンクトペテルブルクで始まったアフリカ諸国との経済会議で演説し、「ロシアは今後数か月のうちにアフリカ6か国に穀物を無償で提供する」と述べました。
プーチン大統領
「ロシアは商業ベースでもアフリカの最も貧しい国々への無償援助という形でもウクライナの穀物を代替することができる」
プーチン大統領は、アフリカの40以上の国の代表が出席した会議の演説で穀物輸出に関する合意の履行停止に触れ、「西側諸国は食糧危機をロシアのせいにしている 」と主張しました。
その上で、ウクライナから穀物輸出ができなくてもロシアが肩代わりできるとして、アフリカのブルキナファソ、ジンバブエなど6か国の名前を挙げて「ロシアは今後、数か月のうちに穀物を無償供与する用意がある」と述べました。その量は1か国あたり2万5000トンから5万トンだということです。
西側の経済制裁で、穀物輸出を制限されているロシアはアフリカを取り込むことで、国際社会にアピールする狙いがあると見られます。