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香港「リンゴ日報」創業者の保釈決定

2020年12月23日 21:26

香港の国家安全維持法違反の罪で起訴された香港メディアの創業者について裁判所が保釈を認める決定をしました。保釈の条件として、SNSなどでの情報発信などを禁じています。

地元メディアなどによりますと、保釈されたのは香港の民主派の重鎮で、中国に批判的な論調で知られる「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏です。保釈金は1億3000万円あまりで23日午後、保釈が認められました。

裁判所は保釈の条件として、保釈されている間はSNSでの情報発信やメディアのインタビューを受けることを禁止したほか、海外組織の援助を受けて中国への制裁を呼びかけることを禁じています。

黎氏は今月、外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えたとして国家安全維持法違反の罪などで起訴され、その後、保釈を申請していました。

黎氏は、去年7月にアメリカでペンス副大統領に面会し、香港で行われていた民主化を求めるデモへの支援を求めていて、中国や香港当局は反政府活動のリーダーとみなしていました。