南アの“変異種”感染力めぐり英と主張対立
南アフリカで見つかった変異した新型コロナウイルスの感染力をめぐり、イギリスと南アフリカ両国の保健相の間で主張が対立しています。
イギリスのハンコック保健相は23日、南アフリカの変異種について、イギリスで見つかっているものよりも「さらに感染しやすいようだ」などと発言していました。
これに対して南アフリカのムキゼ保健相は24日、「その様なことを示す証拠はない」と反論。イギリスが南アフリカからの入国を制限していることについても「国際的な人の移動を維持しながら、変異したウイルスを封じこめることは可能だ」として疑問を投げかけました。
WHO(=世界保健機関)によりますと、南アフリカでは今月に入り感染が急速に拡大していて、25日の新規感染者は過去最多となっています。