米ミサイル駆逐艦が台湾海峡航行 中国反発
アメリカ軍のミサイル駆逐艦2隻が台湾海峡を航行したことに、中国外務省は「断固反対する」と強く反発しました。
アメリカ海軍第7艦隊は31日、ミサイル駆逐艦2隻が台湾海峡を航行したと発表し、声明では「自由で開かれたインド太平洋への取り組みを示すものだ」としています。
中国側を牽制する一方で、中国外務省は31日の会見で、「断固反対する」と反発し、「あらゆる脅威と挑発に対応し国家の主権と領土を断固守る」と示しました。
相次ぐ武器売却などアメリカと台湾が関係強化を進める中、中国は反発を強めていて、12月20日には中国初の国産空母「山東」が台湾海峡を通過しました。
圧力を強める中国に対し、アメリカ側は一歩も引かない姿勢を示していて、台湾をめぐる双方のせめぎ合いが続いています。