菅首相がＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）の首脳とオンラインで会議を行いました。東シナ海や南シナ海で中国が海洋進出を強めることに懸念を示すとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を訴えました。

会議で菅首相は、東シナ海や南シナ海情勢について、「一方的な現状変更の試みを深刻に懸念している」と発言しました。また、「ＡＳＥＡＮ各国と緊密に連携し、自由で開かれたインド太平洋を着実に実現していく」と述べました。

一方、菅首相は、新型コロナ対策としてＡＳＥＡＮ感染症対策センターが設立されたことについて、「感染症の脅威から守る強じんな組織に発展していくよう、日本は継続的な支援を惜しまない」と強調しました。