バイデン氏、議会乱入非難「テロリスト」
アメリカの連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が侵入した事件を受け、アメリカのバイデン次期大統領は、「抗議する人ではなく、テロリストだ」と強い言葉で非難しました。
バイデン次期大統領「私たちが見たのは、無秩序でも抗議でもなく、混乱だった。彼らは抗議者ではない。暴徒、暴動であり、国内テロリストだった」
バイデン氏はさらに、議会警察などがトランプ支持者に議会への侵入を許したことについて、「もしあれが黒人の抗議運動だったとしたら、対応は全く違っていたはずだ」と述べ、対応の甘さには人種差別の要素も絡んでいると指摘しました。
こうした中、アメリカ議会のペロシ下院議長は7日、憲法修正25条に基づき、トランプ大統領の罷免を求める考えを示しました。修正25条では、副大統領と閣僚の過半数が賛成すれば、副大統領が大統領の職務を代行できると定めています。
ペロシ議長は、ペンス副大統領や閣僚が同調しない場合、議会での大統領弾劾を目指す考えも示しました。