韓国・尹大統領 北朝鮮への軍事的対応能力「強化」の方針示す
韓国軍によりますと、北朝鮮が1日午前7時ごろ、日本海に向けて平壌の順安一帯から短距離弾道ミサイル2発を発射しました。韓国の尹錫悦大統領は1日、軍の創設を記念した式典で演説し、北朝鮮への軍事的な対応能力を強化する方針を示しました。
尹錫悦大統領「北朝鮮政権は今からでも朝鮮半島の真の平和と共同繁栄のために非核化の決断を下さなければなりません」
尹大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発を批判した上で、「北朝鮮に対する偵察能力と打撃能力を画期的に強化する」と強調しました。さらに「核兵器の使用を企てるなら韓米同盟と我が軍の圧倒的な対応に直面することになる」とけん制しました。
韓国軍は、アメリカ軍の原子力空母を動員した米韓合同軍事演習を日本海で実施したのに続き、9月30日は日本を加えた3か国でミサイル発射能力を備えた北朝鮮の潜水艦への対応を強化する訓練を行いました。
尹大統領は合同演習をより強化する方針も明らかにしていて、北朝鮮がさらに反発する可能性もあります。