中国共産党の重要会議「2中全会」 政府人事や「党と政府の組織改革案」了承
中国で、共産党の重要会議「2中全会」が開かれ、3期目となる習近平政権の政府人事や「党と政府の組織改革案」を了承しました。
2中全会は中国・北京で先月28日までの3日間にわたって開かれ、中国政府の主要人事や「共産党と国家機構の改革案」を議論しました。
政府の人事をめぐっては、習近平国家主席の側近である上海市の前トップ・李強政治局常務委員が首相に就任する見通しです。
また、機構改革をめぐっては、会議後に発表された文書の中で「党と国家機構の改革の重要性を十分に認識すべき」としていて、習主席の下で共産党の一党支配をさらに強化する案が議論されたとみられています。
会議では、こうした案を了承し、5日に始まる全人代(=全国人民代表大会)で正式に決定する見通しです。