高額な新型コロナ治療薬“当面無料”で検討 政府
高額な新型コロナ治療薬について、政府は、5類へ移行後も当面公費での支援を続け、患者に無料で提供する方向で検討していることがわかりました。
政府は、新型コロナウイルスを5類感染症に移行するにあたり、医療機関や患者への公費支援を段階的に縮小する方向で検討しており、来月上旬にも方針を示します。
このうち、新型コロナ治療薬として開発されたモルヌピラビルなどの高額な抗ウイルス薬については、当面、公費での支援を継続し、患者の費用負担がないようにする方向で検討していることが、政府関係者などへの取材でわかりました。
現在、新型コロナ治療薬は国が買い上げていますが、その在庫分を、当面無料で提供する方向で検討しています。
一方、そのほかの一般的な解熱鎮痛剤などの薬や、入院、外来診療の費用の負担額については、調整が続いています。